先日8月1日に平和を願う会を開催しました。
昭和20年8月2日未明に水戸市はアメリカ軍の大規模な空襲を受け水戸市街のほとんどが焦土と化して
300人以上の方がお亡くなりになっています。
光円寺境内にも焼夷弾の影響がありましたが、当時お寺に駐在していた陸軍兵が本堂に水をかけつづけて下さり
延焼が免れたという歴史があります。その悲しい戦争のことを決して忘れず後世に伝えていき、
今の平和な生活が決して当たり前ではないということを再確認するという願いを込めて
光円寺ではこの水戸空襲の日を毎年平和を願う会を開催しています。
コロナ禍でここ数年は開催できていませんでしたが今年は無事開催できましたをありがたく思います。
平和を願う会では、参加された皆様で正信偈のお勤めをし、住職より水戸空襲の話をさせて頂きました。
光円寺には水戸空襲で焼夷弾を受けたモチノキが境内にあり、今も枯れることなく根をはって生きています。
参加された方の中には実際に戦争を経験された方もいらして貴重な体験談をお話下さいました。
会の後半には岡野健太郎さんによるマンドリンの生演奏会もあり、間近で聞く美しい音色に参加された皆さん感動されていました。
戦争を知らない世代が大半を占めるようになってきた今だからこそ大切に伝え続けていかなければならないことが
あると感じた
1日でした。
参加された皆さまありがとうございました。 <文 若坊守>